PART2.損しない方法検討
 10年ほど前には、株で儲かる方法のHPはインターネット上に100件以上あり、中には「ど素人の・・」
等は1日1万人以上の訪問アクセルがありました。その頃の「Excelで投資」は500程度で寂しかったが、
現在では40程度で更に寂しくなった。多数あった株投資HP・プログは知らない間に消えてしまったが、
オレの「Excelで投資」は15年も継続して続いており、儲かっていないが経験は豊富になった。

失敗経験の対応策等を織り込み作成した新ツールの内容はPART1掲載したが、PART2では詰め
込んだ機能をどのように活用すれば損しないか(出来たら儲けるか)活用方法を主体に記載します。


1 護身ルール十箇条
損しない方法を考え、自分用のルールを作り、それを守れば儲かる側の5%に入れと考えていたが、
実際にルール作りやその文章化は未実行でした。今回初めてルールを作ったが、さてどうなるかな?


1-1 護身ルール十箇条(1行見出し)
(1) 日々のトレースは、潰れないと思う100銘柄集め、同じ銘柄を気楽に実行。

(2) デイトレで買った銘柄は明日へ持ち越さない事をルール化し、大引けまでに必ず処分する。

(3) 午前中に買った株は、基本的には午前中に処理する。

(4) 寄付きのギャップ・アップ狙いの前日買は止める。

(5) 想定した動きになっていないなら、即損切り。

(6) 日経平均が上がる日は「買い建て」下がる日「売り建て」を実行。

(7) 買い建ては、株価がVWAP線より上の時または上抜けで実行。

(8) 売買状況は毎日記録し必要に応じて反省も記述。

(9) 売買は儲けの出る時間帯に実行

(10) デイトレードを末永く楽しむため、株に使う小遣いは1ヶ月1万円以内とする。

(※) 以下十箇条 の予備軍。(上記に2・4のダブりもあり、その内予備軍と入替る)
 ・本日の高値を追いかけない
 ・本日の高値を超えたら参加?
 ・日経平均100以上買い、-100以下売り、0前後はユックリ見て考える
 ・資金を有効に使う為、常に目いっぱい買いたいが、休みや休憩を入れ精神に余裕を持つ
 ・日経平均が上がるか下がるか 判らない時は、9時代止めて 10:00以降にユックリ始める法が良い。
 ・14:00以降は、VWAPの上側にあり上昇に転じても、本日の高値まで上昇を期待した買いは止める。
   (どうも14:30〜15:00の30分では時間が少なく、上昇に転じてもチャートは横に行くだけ)
 ・損得の収益計算は日々行い記録する。
 ・委託保証現金は日々チェックして記録する。
 ・現在値がVWAP線より上の時または上抜けで「買い建て」実行で、下側にあるときは買いは行わない。
 ・原則として買いは、現在値がVWAPより上にある銘柄が対象、売りはVWAPより下が対象。
 ・「休むも相場」という先人の言葉を尊重し、手数料も取れないと思う時は売買を休む。


1-2 護身ルール十箇条 (内容説明)
以下に各項目の内容を、▲反省、◎改善策、●対策例・注意点、のマークを付け記載。


(1) 日々のトレースは、潰れないと思う100銘柄集め、同じ銘柄を気楽に実行。
▲値動きの激しい新興株が面白そうで儲かる気がするが、聞いたことのない、何をしているか知ら
 ない銘柄をデイトレの対象にした事もあるが、少し急激に下がると「会社がつぶれる」のでないかと
 思い慌てて売ってしまい、何時も損をした。また、全く知らない銘柄は何か気疲れする。

◎そんな経験から、最近は放って置いても安心な、日経平均採用225銘柄の低位(約2500円以下)
 100銘柄をデイトレードの対象銘柄に決めトレースしている。トレース固定は数年前から実行で問題
 なし。なお、誰でも知っている日経平均採用銘柄に問題が発生すれば、新聞やTVのニュースになる
 ので、特に自分から情報を集める必要がなく高低差が大きい時も気が楽です。

◎株価の全体的の流れは、日経平均と連動している、監視銘柄の銘柄の動きを見る場合、大体
 日経平均が上がればその株も上がる、したがって売買のタイミングの判定に日経平均を合わせて
 見ていれば判りやすい。また日経平均先物の動きが流れを先行する場合が多々あり、監視銘柄
 と日経平均先物のチャートを2重に表示し、必ず当たる訳ではないが予測もし易い。

●日経平均採用225銘柄の低位100銘柄収集方法
日本経済新聞社→日経平均プロフィルの下記「構成銘柄一覧」ページを開き
構成銘柄一覧

採用225銘柄抽出は、ExcelVBAの知識のある方は、開いたページから広告や不要行を削除すれば、
簡単に取得できます。なおマクロ作成が困難の方は、「Excelで投資」下記に掲載しています。
日経平均銘柄リストダウンロード
【図211-1日経平均銘柄リスト】



(2) デイトレで買った銘柄は明日へ持ち越さない事をルール化し、大引けまでに必ず処分する。
▲上がると思って買い付けた株が、期待に反して下がってしまった場合、明日になれば持ち直し儲け
 に転換と勝手期待し、大引けで処分すれば3,000円の損が、数日間保有で損が膨らみ、最終的には
 50,000円以上損した事が多々あった。 10年以上株をやっているが、大損の原因は何時もこれで
 あり深く反省し、取りあえず、改善策を以下の文章に残し、破らないように徹底する。

◎大引けまでに必ず処分を徹底する。なお、14:58から慌てて売ろうとしたが、逆指値を設定してある
 のを忘れていて、売りの設定ができず(売り注文の前に1値度注文取り消せば問題なし)、
 どうも慌てるとロクな事がないので、最終処分は14:55前に実行する。

●なお昔は無かったが、現在は「引成」注文の機能があり、この注文で大引けで必ず売れ便利です。
【図211-2引成り指定例】


ただし、「引成」で出しておけば見ていなくて気楽ですが、14:58頃から急騰・急落があり、下げる気配
を感じたら、事前に14:55頃に処分した方が良い。気配の掴み方は研究中ですが、どうも移動平均分
足で現在値が5分&15分線より上にあれば更に上昇し、下側の場合更に下がる傾向がある。
いずれにしても、14:59〜15:00の間は、予想が当りか外れを集中して監視し、スリルと緊張間があり、
見ていて大変楽しい。


(3) 午前中に買った株は、基本的には午前中に処理する。
▲オレのデイトレードはいい加減で、9:30前に買って、そのまま寝かせて置いて、14:45頃売るのが
 主体でした。 付いている日はこれでも儲かったが、損する事の方が多かった。
 ただし、午前中マイナスなっていても、昼休みを挟み午後から上がる事も多多あり、持越しが損する
 原因とは必ずしも言えない。夜を挟むと 米国のダウ安や為替の円高等で、寄付きから大きく変わる
 ので、前(2)項のように翌日への持越しはめるが、午後への持越しはリスクは、少ないが、最近の
 デイトレでは保証金割れの原因は、午後持越しが大損であり、基本的には午前中に一度処分する。

【図211-3 日経平均午後暴落の例】


本例のように午後寄付きで下がると対処できない。
大損で、保障金割れになってしまった。
前引けで処理していれば益が出ていた



◎11:30前に「引成」で注文し、午前の取引は午前引け値で処分する(図211-2参照)。

●「引成」注文が多数あったと思われるが、11:29から20円程度の急落で心配したが、12:30〜12:31の
  の1分間で持ち直したのを見たこともあり、 取引量が少ない銘柄は午前の「引成」は注意した方が
  良い。 また、午後の大引けと違い、スリルと緊張がないので、指値で処分がよさそう。


(4) 寄付きのギャップ・アップ狙いの前日買も止める。
【図211-4ギャップ・アップ例】


▲相場全体が上昇基調で、毎朝、前日終値より大きく窓空の高値で寄り付くので、デイトレードスタート
 前の、窓空高値の寄り付(ギャップ・アップ)上昇分はデイトレでは絶対取れない。 そんな訳で明日も
 寄り付き高値を期待し前日に買って、一晩保有方式もあるが、予想外れで損した事も多多あり。
 「ギャップ・アップ」→前日の終値を超えた価格で寄り付く(オレは窓空高値寄付きと言っていた)。
 「ギャップ・ダウン」→前日の終値より安い価格で寄り付く(オレは窓空安値寄付き言っていた)。

◎この項目は、前(2)「明日へ持ち越さない」を実行すれば、解決済の話です。

●ローソク足チャートを見て、高値引けで『陽の大引け坊主』型など保有したくなるが、どうもローソク
 足の絵は、大金持ちや機関投資家の金の有り余っている人が、素人を騙す型を描いている可能性
 もあるので、 まぁローソク足の絵は注意し、絵型の信用は程々にした方が良い。


(5) 想定した動きになっていないなら、即損切り。
▲自分が想定した動きにならなかった場合、すぐに損切りし、できるだけ少ない損失で決済が良いが、 
 まぁ判っているが上手く行かないのが損限です。逆指値を設定して置けば安心ですが、損を最少に
 する為に逆指値を高めに設定した場合、その設定値が本日の最安値であった場合売れてしまった
 後に反転し急上昇のケースも多多あり、逆指値を1円安く設定なら注文は実行されず、1円ケチって
 数千・数万円儲け損なって悔しい思いをする事がある。    
    
◎注文が約定し、動きが落ち着いたら「逆指値」を必ず設定を習慣づける。
 (「逆指値」を設定すれば大きく損する事は無いが、処理済み後に上がり後悔の場合もあるが、  
  その時はショウがないと諦める、直ぐ忘れるようにする)

【図211-5逆指値設定例】


この逆指値設定は、損切値指定の使用例と記述ですが、実際は、プラスで十分利益が出ている場合
も、下降に転じた時の利確保の為によく設定します。

●デイトレの場合株価が、 900円〜2000円の銘柄では、損切り値を10円と決めているが、動きの
 大きい銘柄では、逆にその後反転して急騰もあるので、銘柄により損切値を変える。
 (最大の損切値は決めてないが、大損を避ける為、-15円を損切の目安とする)

◎逆設定値ですが、損が-10円又は-15円にる値を、損切り値に設定と考えているが、実際は状況
  により動きが異なるので、反転を考え中々損切を設定出来ないのが現状です。
  損幅を決めての設定が上手くできないので、陽線が陰線に変わる株価(始値割り値)を、逆指定値
  して実行する。


●買った値と同じ価格での返売りは、手数料0なら損売りは損なくなった。
株価が長時間動かず、想定した株価にならない場合、±0円での損切りは手数料約500円の損となる。
最低でも手数料の(200株買い建て例)を取れる+3円になるまで待っての損切り実行を考えていると、
その間にドンドン下がり大損すてケースが多々ある。

しかし、2020/10/01から信用取引が、一日の約定額が信用制度で100万円、信用一般で100万円の
計200万円までは手数料0になった(これはSBI証券の話で他は知らない)。この手数料0円を有効に
活用すれが、買った値と同じ±0円で売っても損しないので、損切りがしやすくなった。


(6) 日経平均が上がる日は「買い建て」下がる日「売り建て」を実行。
▲デイトレードで毎日実行して、毎日益を出すためには、株の上がり日は「買い建て」で、下がる日は
 「売り建て」を実行するのが理想的です。しかし、日経平均が上がった日は上がる日と言う事で、
 下がる日はその逆と言えるが、日経平均は予想しても大体当たらない。特に下がる日と決めて、
 「新規売り建て」を行った事もあるが、売った直後は下がって大正解を喜ぶが、底を付けた後は
 急上昇で 大損を経験した。

◎昔株を始めた時読んだ本に、「買いは家まで売りは命まで」と言う格言があり、素人の空売りは止
 めた方がよい書いてありました。そんな関係で「空売り」やっていないが、毎日デイトレを行うのであ
 れば、やっぱり売り建を行う必要があります。

●世界同時株安のケースも経験したが、その場合は十分下がるので売り建てを行うが、経験が
  少なく決断に迷うが、判定の為に「参考15日チャート」の6チャートを解析し、解析内容に点数を
  付け(詳細はPART1,2-5(2-1)参照)、評価点が-5点以上は売りを実行するようにした。なお、
  買建ては原則+5点以上を買とする。評価点スタートに当たりRSIチャートがデイトレ解析の参考に
  ならなかったので、RSIを削除し→高値抜け(ドンチャン・ブレイクアウト)に変更した。
【図211-6評価点表例】



(7) 買い建ては、株価がVWAP線より上の時または上抜けで実行。
▲損した売買を反省すると、ほぼ全ケースがVWAP線の下で買い、VWAP線を超えることが無く、
 結局買値より下がった状態で売り戻しで損確定の繰り返しを反省します。
【図211-7逆指値設定例】


◎やっぱり、買い建ては、株価がVWAP線より上の時または上抜けで実行を守る。

●VWAP線の説明、VWAPチャートの見方など、VWAPに絞った内容を次ページへ追加しました。
 VWAPチャートの見方が、ローソク足の見方のように体系化完成が理想です。今後更に充実させます。
VWAP線の説明ページ参照 → 
VWAPチャートを形で仕分け


(8) 売買状況は毎日記録し必要に応じて反省も記述。
▲記録はその日の売買終了時、収益と保有金額をメモ帳に一行書いていた。保有金額がマイナスに 
 なることが多いが、その都度なぜマイナスになってしまったかの原因は、書くのが面倒臭いし憂鬱に
 なるので、書かなかった。 

◎別に記録しても、しないでもマイナスの損は変わる訳ではないので、詳細の記録は特に実行しない
 が、損が大きい場合は反省を記録するようにする、

●取りあえず、日々記録のフォーマット例考えた。
【図211-8 、4行日記 例】



(9) 売買は儲けの出る時間帯に実行
▲ 自分が行っているデイトレードは、朝上がりそうな株を探して9:05頃〜10;00頃までに買って、
 儲かった気がするが、その時はまだ上るだろうと思う欲が優先しまだ売らない。結果として儲かる
 より損の方が多い結果になった。  

◎ 朝買って大引けまでに売る、いい加減なデイトレは止め、以下のように時間帯を決めて実行。
・9:00−10:00、一番ホットな時間帯で、ビックリするほど大きく動くことがある。
・10:00−11:30、動きが落ち着いてきて、上がる株は更に上がり、下がる株は更に下がる。
・.12:30〜、 午後の時間帯の始まりです。午後から新たな動きが出てくることがあります。
・14:00〜、明日以降の株価を意識して、あらたな投資家が参入してくる時間帯です。

●パチンコが好きで、定年退職で会社を辞めるまで、休日はほぼ一日中パチンコをやっていた。
 どうもデイトレも儲かったり損したりで一日中見ていても飽きので、パチンコ好きな方には向いて
 決めるか儲かった時点で直ぐ止めれば大きな損は無かった。デイトでも時間帯を決めてやる。
 →上記◎を加味して、実際のデイトレで、対象銘柄・実行時間を詰める。


(10) デイトレードを末永く楽しむため、株に使う小遣いは1ヶ月1万円以内とする。
 大勢いれば怖くない方の96%に入っています。今年もマイナス益で2019/12月の最終月は反省として
 このページを書いています。

◎末永く楽しむ方法は、冒頭の「はじめに」に記述済ですが、一応ここにも転記します。末永く株取引
 を続ける方法は簡単で、信用取引の保障金30万円を割ったら、その月は損した原因を考えながら
 取引を中止します。 その後月が替わったら新月の1日に1万円を振り込みます。これで又90万円
の信用取引をスタートできます。

●以下1万円を振り込み、信用建余力の増え、通常の売買が出来ようになった例。

【図211-9通常の売買OKになった例】




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