3-2 各種ランキング活用

前項「3-1 変動の大きい銘柄の抽出」で、安値高値の差をトレース中の全銘柄を解析し、変動大の
銘柄を抽出しました。しかしこれは安値高値差の金額計算であり、上昇・落下の銘柄がミックスと
なっています。「買い建て」のみ実行の場合は、上昇銘柄のみを対象にした方が効率よく解析できる
ので、上昇のランキングを活用します。


(1)前日終値と現在値のランキング
本日の上昇率は、一般的にはこの%を使用します。したがって現在上昇中の銘柄をこれで判り、
これで抽出したランキングトップ10を、本日一番重点的にチャック銘柄とします。

【図232-1 前日終値比ランキング例】


【図232-2 前日終値ランキング例】


・並べ替えをトップ行(6行)から表示の場合は、優先ボタンOFF又は、優先ダイアログ未チェックのこと。
 (優先ONの場合は、設定してある優先銘柄を上位行に表示し、その次の行からの表示になる)

・銘柄データシートのランキング表示されますが、そのトップ10を保存する場合は、優先銘柄グループ③
 を選択して、「表示データ記録」ボタンをクリックする。(前231-9参照)

【図232-3 前日終値ランキング例】


・③は表示データ取込に使用で、他のデータ取得で
 前のデータが消えてしまうので、「記録Data移動」
 ボタンクリックで、①or②へ写して置く。

左図は③を①へ写した例




(2)始値と現在値のランキング
前記の前日終値ランキングは、寄付きギャップアップも含むので、本日上昇銘柄のランクアップには、
寄付きの始値を起点で%表示が適しています。

【図232-4 始値比ランキング例】



(3)VWAPランキング例
VWAPが右肩上がりの場合は、出来高を伴った上昇であり、更なる上昇を期待できる。したがって、
寄付き時点のVWAP値を記録し、現在のVWAP値を比較し、ランキング表示します。

【図232-5 VWAPランキング例】



(4) 各種ランキングを記録
銘柄データシートに表示されたランキングトップ行を、③に取込使用します。取りこんがデータを①or②
に保存し使用しますが、記録が①②と2個と少くないので、他の記録として、「チャート9シート」に5種類
のランキングデータ記録を追加しまいた。

【図232-6 VWAPランキング例】


記録したデータを「銘柄データ」シートに取込は、PART1,2-2[2-2][c]参照(図122-6も参照)


(5) 業種別ランキング
日によって、建設銘柄が全部あがったり、銀行株が上がる等、特定の業種が注目され、その業種が
上昇することが良くあります。したがって本日上昇している業種が判れば儲けに繋げることができます。

上昇業種の抽出に関して、PART1、2-2(2)、[3] 前日終値比上昇業種、[4] 前場始値比上昇業種
 [5] 後場始比上昇業種で紹介済であり、ここへの記載は省略します。

【図232-7 業種別ランキング例】


・前日終値比上昇業種を選択して「マクロ実行」クリック

・左図のように上位業種が表示されます

・自動的に④に取りこまれます



【図232-8 業種別ランキング取込例】


・この時点で④へ表示されます

・この銘柄を銘柄データシートへの反映は
 ④選択状態で「データ並べ替え」クリック。






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