PART3.Excelデイトレード使用例&検証
4.実行結果の反省と対策
デイトレードの実行結果を日記に記録して、結果や反省と対策を記録する予定だったが、日記を3ヶ月で止めてしまったので、この
改善と対策の項目を作りました。終りの無い話ですが、気が向いた時々書きます。
4-1 2021/3/2日のIHIで大損例
2021/3/2日の、 ◇IHI(7013)2073-2015=-58 と、12,000円の大損を、徹底的に解析&反省。
(1)この日の値動き
(1-1)日経平均チャート
【図2132-1 本日の日経平均チャート】
(1-2)東証反落、255円安 高値警戒で利益確定売り
2日の東京株式市場の日経平均株価は反落し、前日比255円33銭安の2万9408円17銭で取引を終えた。
前日に大幅上昇したことで、高値への警戒感から売り注文が優勢となった。
前週末に上昇し株価急落を招いた米国の長期金利の動向を見極めたいとの心理から、当面の利益を確保する売り注文が出た。
半導体などIT関連銘柄の下落が目立った。 一方で1日の米株式市場の上昇や、円安ドル高進行を追い風に、
朝方には平均株価が一時300円余り値上がりし3万円に迫る場面もあった。
平均株価は前週末に1200円余り下落したが、1日には反動で700円近く上昇。2日も取引時間中の変動幅が600円
を超えるなど、このところ乱高下している。今日も上がると思い買い建てを実行したが大損を食らった。
(2)IHIの1日の値動き
【図2132-2 IHIの本日の値動き】
(3)何故買ったのか?
【図2132-3 IHIの分チャート例】
・朝からVWAP値まで下がると戻るチャート
・9:33分頃、2070.9のVWAP値に達してが
反転に見えたので、2073で買い
・この時は、日経平均も、29,800で前日比
+200円以上であり、今日は上がる日と
思ったので、買タイミングを判断した。
(4)大損の反省
(4-1)上昇判断の見落とし
【図2132-4 売り買い状況例】
・上記(3)までを見ると、今日も上がると思った。
・ただし、全体としては左図のごとく、トレース
100銘柄の9:30頃は状況は、始値比
マイナス51件で、プラス9件と本日買った方は
±0を入れると、91%の人は損している。
・この表を見ないで、単純に上昇日思いこんだ
のが、まず大損の始まりだったと反省。
(4-2a)損切判断チェック表を60点で未処理
【図2132-5 損切判断チェック表例1】
・購入から約10分後の10:03には、損切判断点
60点をこし、危険大になっていた。
・後から調べたら、60点越は、10:01分の2059円
だった。この時点で処理すれば、
2073-2059=-14 で2800円の損で済んだ。
(4-2b)損切判断チェック表を75点で未処理
【図2132-6 損切判断チェック表例2】
・後から調べたら、75点越は、10:38分の2037円
だった。2073-2037=-35 で7200円の損で済んだ
・-7200円は大きいが、12000-7200の4800円は
ガードできた。
(4-3a) 買い時のローソク足のチェック
【図2132-7 買い時のローソク足例】
・このチャートは、9:53分の現在値2073円の購入時で
上髭は少し長いのが気になるが、陽線で買いであり、
特にローソク足見誤りとは言えない。
(4-3b) 下げ中のローソク足のチェック
【図2132-8 下げ中のローソク足例】
・このチャートは、10:38分の現在値2037円の陰線
に変わった時のチャートで、陰の引け坊主で、
更にドンドン下がる予測が出来る。
・損切表ではこの時75点の最大値にったら
損切実行すべきだが、何時75点になったか
気が付かなかったなが大反省。
(4-3c) 反省をヒックリ返す反省
【図2132-9 3/3までのローソク足例】
・2021/03/03のひな祭りの本日は、デイトレ
を止めて、昨日のIHIの大損を反省した。
・しかし、本日のIHIは暴騰で、もし昨日の買
を持ち越せば、◇2073-2137(終値)=+64
12000円の損は無く、逆に12000円の儲けだった。
・なお、昨日は(4-3b図)陰の坊主でドンドン
下がったが、本日は「陽の丸坊主」で
ドンドン上がった。株は判らないね!!
・その日のうちに処理をポリシーなので、特に
後悔はないが、大損のケースは持越しも考える。
(5) 反省に元ずく改善策
(5-1)損切実行すべき、50点以上になった事を判り易く警告
最初音を鳴らして警告を考えたが、マクロは簡単にできるが、PCが消音設定であり音鳴らしは不採用。
・損切警告ビックリマークは、「優点9」指定銘柄のみ、約7秒間隔で表示位置を変えマーク点火、点滅を繰り返す。
・「優点9」設定は、「優先銘柄設定」ダイアログの[表示値変更]クリックし、対象銘柄の優先点を「9」を記入後
[表示Data記録][いいえ]クリックで記録される。なお優点9はリアルタイム解析シートのW4セルにも表示される。
・下図の「注意喚起マーク」は、損切り値(R20セル)×1/2クリア25点、陰線■15点、VWAP線下★10点(売り建ては逆)
25+15or+10=35以上で、35点に達すると「注意喚起マーク」が点滅します。
【図2132-10a ビックリ星マーク表示35点以上例】
・下図の「損切決断星マーク」は、損切り値(R20セル)クリア50点、陰線■15点、VWAP線下★10点(売り建ては逆)
50+15+10=75で、75点に達すると「損切決断星マーク」点滅する。「優点9」銘柄以外はマークなしで点数の表示。
【図2132-10b ビックリ星マーク表示75点以上例】
【図2132-11 ビックリ魔女が飛び回る例】
・本例は静止画像ですが、画像が飛び回るマクロも作成したが、約0.1秒間隔で画像を表示させるので、
10箇所に表示で約1秒必要であり、その間他の実行が止まってしまい、株価や分チャートのリアルタイム表示
に「問題が起き、画像が動き回る例は面白かったが、ボツになった。
・なお前図の星マークは、オートシェイブを[AddShape]メソッドで表示で100個以上でも、0.1秒以下で処理できる。
(5-2)分チャートの見方の再認識
売買のタイミングは、基本的には分チャートで判断するが、上がると思い「買い建て」を実行したら下がり、下がると
思い「売り建て」を行うと上がってしまう等、逆の場合が多々ある。分チャートを勉強できるような機能を追加した。
【図2132-20 分Chartシュミレーション項目指定】
・補助表示制御のダイアログのマクロ実行
項目の、「分Chartシュミレーション」項目選択
・当初項目選択で、@実行内容の説明を表示し、
「マクロ実行」クリックで、Aマクロを実行、
でしたが、内容は覚えたので説明表示は
止め、項目選択で即Aのマクロ実行です。
(なお、選択項目再実行は「実行」ボタンで可)
【図2132-21 分チャート作成中は不可メッセージ例】
・本シュミレーションは、保存したファイルが
対象であり、データ蓄積実行中のファイルの
シュミレーションは出来ません。
・ファイル保存は上書き保存で問題ないが、
前図の、マクロ実行から、12or13選択が
便利です。
【図2132-22 分チャート起点要素No指定例】
・分Chartシュミレーション項目選択で、この「分足シュミレーション」フレームが表示されます。(その分リストが狭くなる)
・分起点要素Noを入力後に、「実行」ボタンクリックで、指定値までの分チャートに変わります。
【図2132-23 指定要素までの分チャート表示例1】
・本図は「分チャート9」シート例で、9個のチャートの同時解析ができます。なお解析は表示中の銘柄が対象です。
・なお、データは「銘柄データ」シートに残っており、分チャートは【終了】ボタクリックで元のチャートに戻ります。
【図2132-24 要素No32表示例】
・要素とは、Excelチャートの列番号です。
・チャートを任意の箇所でストップさせ、その後の
チャートを非表示にて、チャート形状を読取り
未来方向を予測する訓練が出来るようにした。
【図2132-25 指定要素までの分チャート表示例2】
・本図は「リアルタイム解析」シート例で、6個のチャートの同時解析ができます。なお解析は表示中の銘柄が対象です。
【図2132-26 分チャート自動表示例】
分チャートは指定要素Noまで表示します。その後は1分後「→」又は1分前「←」ボタンク1リックで、1個前進・バックします。
【図2132-27 指定要素までの分チャート表示例2】
1分前後は「→」「←」ボタンですが、「自動実行」ボタンクリックで約0,1秒間隔で進みます。(「戻」チェックがバック方向」
・自動実行クリックで、チャートは1分間隔で進みかすが、
動画作成が面倒なので、本図は自動イメージ用に、
5分をまとめて表示して進みます。
・「自動実行」ボタンはクリックで、表題が「ストップ」
に変わり次のクリックでストップします。
(クリック毎に「自動実行」「ストップ」が変わります)
(5-3)丸坊主検出方法
前項の4-3cに、「陽の丸坊主」ドンドン高騰したと記述しましが、陽の丸坊主を表示する方法を考えました。分チャート的には
現在株価が高値線に張り付いている事であり、「参考15日チャート」を表示すれば、ローソク足は陽線の坊主が見えます。
その時の高値を維持してる状態ですが、これは本日の最高値で天井でその後急落のケースが多いが、大儲けか大損は紙
一重ですが、丸坊主状態をお知らせする方法を考えました。
[1] 坊主例
【図2132-28 川崎汽船2021/3/119:25】 【図2132-29 2021/3/11 終り値】
【図2132-30 分チャート自動表示例】
9:15〜9:26頃は、高値線に沿っており、上髭も無しの坊主です。この時2029買い、終値の2169売りは、+140円の儲け。
・この図は、9:00〜9:26の分チャート
・9:31頃2064円と高値を更新するが、
それまで、9:20から9:31の10分間は
丸坊主が続いていました。
・その丸坊主を、知らせる方法を考えました。
[2] 坊主状態を表示例
分チャート9シートの、各銘柄名の最後方に「△」「.」「▼」で表示します。なお解析シートはこの表示は特にありません。
【図2132-31 △上坊主表示例】
本日の高値線付近を2分間平衡移動した
場合分チャートの銘柄に△マークを付加。
マークのみは見づらいので、銘柄名赤色
【図2132-32 ▼下坊主表示例】
本日の安値線付近を2分間平衡移動した
場合分チャートの銘柄に▼マークを付加。
マークのみは見づらいので、銘柄名緑色
(△▼に該当しない場合は「.」マーク)
[3] 上髭の長さ算定基準
髭が有る場合は丸坊主とは言わないが、ここでは少しの髭があっても坊主としました。
現在髭の長さはが、取りあえず以下表の値を坊主としました(この値はデータ収集後改善します)。
株価範囲 |
許容髭サイズ |
記事 |
〜500 |
1.5円 |
|
501〜1000 |
3円 |
|
100〜1500 |
4円 |
|
1501〜2000 |
5円 |
|
2001〜3000 |
6円 |
|
3001〜5000 |
7円 |
|
5001〜 |
21円 |
日経平均は20円まで |
【図2132-33 判定基準の説明】
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