3-5 信用返却の実行
(1)信用返却スタート
(1-1)注文実行中の状態
信用返却の実行に進む前に、前項3-4 信用新規注文の実行との関連を判り易くする為、前項の
内容を以下に再記述します。
注文実行状況は、リアルタイム(実際は3秒周期)監視しており、周期はC30セルに点滅表示される。
【図334-6c:注文を実行】
【注文発注】ボタンクリックで、注文が実行され進捗状況が「注文実行」に変わる。
(1-2)注文が約定し返却実行になる
前図の注文株価1015円の場合、現在値をリアルタイムに監視し、現在株価が1015円に成った時点で、
「返却待ち」状態に変わる。(下図で説明図作成の関係で、1015→1024になっている)
【図335-1a:返却実行前例】
・注文が約定すると、進捗状況が「注文約定」に変わる。
・注文が約定すると、下に一行追加され、「発注待ち」が表示される。
・この時は、「売り戻し」の指定待ちであり、追加された行には、「注文株価」未記入です。
(1-3)返却指示待ち状態
【図335-1b:返却指示待ち状態】
・返却待ち状態では、「指値」は空白です。
・本例では、13行のNo2が選択されている。
(2)返却の指値指定
(2-1)指値指定のケース
【図335-2a:返却指示待ち状態】
・【確認表へ戻すor取消】ボタンクリックで、
【表示データを信用取引へ】ボタンに色が付く
【図335-2b:注文株価記入例】
・指値記入で、確認データ表示の、注文株価が連動して記入されます。
・確認データ表示の、取引種は「売り戻し」になっています。
(2-2)指値「不成」チェックのケース
【図335-2c:「不成」チェックのケース】
ザラ場中は指値注文で発注し、約定しなかった場
合、引けの時点で成行注文に変更して執行する。
本ツールでは、15:01分に終値で執行する。
【図335-2d:「不成」チェックのケース】
「確認データ表示」の逆指株価欄に「不成」マークが記入される
(3)[表示データを信用取引」ボタンクリック
【図335-3a:「信用取引」ボタンクリック】
・指値入力後、「表示データを信用取引」ボタンクリック
【図335-3b:実行選択メッセージ】
「はい」クリックで、信用取引(制度)表の
注文株価欄に指値が記入される。
【図335-3c:注文株価記入例】
(4)[注文発注」ボタンクリック
【図335-4a:「注文発注」ボタンクリック】
「注文発注」クリックで、信用取引(制度)表の
進捗状況欄が「注文実行」に変わる。
【図335-4b:返却の注文実行】
注文実行状況は、リアルタイム(実際は3秒周期)監視しており、周期はC30セルに点滅表示される。
(5)損益の表示
【図335-5:信用取引」ボタンクリック】
(6)返却の成行き指定
(6-1)返却の成行き指定
【図335-6a:価格成行き(条件)なし指定】
・記入株価は、図334-5d:成行で注文の株価を参照。
【図335-6b:成行で注文の株価】
・注文価格は、【図334-5d:成行で注文の株価】を参照の事(新規売りと買い戻しは同じとなる)
(6-2)返却の成行(引成)き指定
【図335-6c:成行(引成)き指定例】
・引成を指定の場合、終値で約定であり、途中で処理
しないように、実際は届かない超高円を注文株価
状態で周期チャックを実行します。
・本マクロでは、15:01分または、11:31で約定します。
【図335-6d:成行(引成)き指定例】
(6-3)「信用取引」ボタンクリック
「表示データを信用取引」ボタンクリックで、発注待ちとなる。
【図335-6e:成行(引成)き指定例】
(6-4)注文発注ボタンクリック
【図335-6f:成行(引成)き指定例】
・価格成行き(条件)なし指定の場合は、即約定になる。
・進捗状況は、「返却約定」表示に変わります。
【図335-6g:返却約定】
(7)逆指値
逆指値とは、「指定した価格(参照価格)以上になれば、買い注文を出す」、または「指定した
価格(参照価格)下になれば、売り注文を出す」といった条件をつけて注文する方法です。
(7-1)返却の逆指値で注文
【図335-7a:逆指値で注文例】
・本例では、1010円以下になった時点で、販売価格
を、1009円で設定し実行します。
【図335-7b:注文値は返指定値を記入
取引種は「売り戻し」なっていますが、逆指値であり、実行は買い戻しを実行します。
【図335-7c:発注待ち例】
「表示データを信用取引」ボタンクリックで、「発注待ち」になります。
【図335-7d:「注文発注」実行例】
ボタン名を行内容の関係で、Ver1.03から変更
「取消0r変更の実施」→「確認表へ戻すor取消」
【図335-7e:返却約定】
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