5-7.「KIキンドル」で論理目次HTMLを作成

(1) Kindleの論理目次について
目次に関しては下記のアマゾンの公式ページで、
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G201605710 目次を作成する
Kindle本においては、論理目次を設けることが必須条件となっています。(図57-1参照)

【図57-1 必須に関し、Webページを貼り付け】


まず以下の、論理目次作成の注意点の記載があります。
1.HTML エディターで、HTML または XHTML ファイルを作成します。作成したファイルに toc.html
 または toc.xhtml という名前を付けます。*
 
2.epub:type 属性の

以下が掲載させていたサンプルです。
<nav epub:type="toc">
<ol>
 <li><a href="Sway_body.html#preface_1">著者まえがき</a></li>
 <li><a href="Sway_body.html#part_1">第一部</a>
    <ol>
 <li><a href="Sway_body.html#chapter_1">1969 年 家</a></li>
 <li><a href="Sway_body.html#chapter_2">1962 年 ロックンロール</a></li>
 <li><a href="Sway_body.html#chapter_3">1928 - 1947 年 女帝</a></li>
 </ol>
 </li>
 </ol>
 </nav>

(2) 実行ダイアログの「論理目次作成」ボタンクリックで完成
WebでKindle論理目次作成を調べると、ファイルの拡張子も各種あるし、作り方も何処かの無料アプリ
で作り、出来たファイルは不要な部分が多いので不要行を削除し、必要なファイルに仕上げる。
となっていました。したがって参考になるようなWebは見つけられなかった。

結果的には前記のアマゾンの公式ページを読むだけでよかった。その内容に基いた作成は非常に
簡単で、前5-6で作った目次ファイルの大・中項目を残し(場合によっては大項目のみかな?)、
小項目を削除したHTMLファイルを作成しファイル名を「 toc.html」にしたのを「論理目次」と言うらしい。

まだKindle本を作成した事が無いので、自分の解釈が間違っていたら、気が付いた時このページは
修正します。以下が論理目次作成方法です。

【図57-2. 実行ダイアログの「論理目次作成」ボタン例】


【図57-3 前5-6項で作成の「mokuzi.xls」指定例 】
「mokuzi.xls」を指定し、「開く」をクリックで自動実行し、図57-7の終了メッセージが表示されます。
(図57-4~図57-6は説明用にマクロを止めてキャプチャーした図で、実際は表示されません)


【図57-4 「top」シートが追加されます 】
「top」シートは、「index」シートをコピーペーストした物です。


【図57-5 C列を削除し、リンクタグも一旦削除例 】


【図57-6  再度HTMLのリンクタグを追加する 】


【図57-7 自動的にHTMLファイルが出来た終了メッセージ例 】


【図57-8 完成したHTMLファイル表示例 】


※ シート名「toc」を「KIキンドル」で『toc.html』に変換すると、
HTMLソースには「<nav epub:type="toc">」が自動的に付加されます。





 参考:表紙作成
「KIキンドル」では表紙を含む画像処理に関する機能はありません。しかしKindleとしては表紙が必要
なので、Excelで作成のKindle表紙について簡単に説明します。

(1) Kindleの表紙について
表紙に関しては下記のアマゾンの公式ページで、
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G200645690 電子書籍の表紙の作成


【図57a-1 アマゾンWebの表紙作成記事 】


(2) Kindleの表紙サイズ
理想的なサイズは2,560×1,600ピクセルとなっています。
このサイズをExcelに貼り付けると67.73×42.33cmです。(下図参照)シート25%表示でこの大きさであり
かなり大きな寸法です。なお、最低値は26.46×16.54cmなのでこれ以上にして下さい。

【図57a-2 最適サイズ例 】


(3) Excelで作成の表示

【図57a-3 テキストボックスの文字を貼り付けた例 】
>

本例の作成方法について
① 挿入→図→ファイルから
   で写真をシートに表示

②写真上で右クリックして
  画像の書式設定

③サイズを指定する

④写真上に、テキストボッ
  クスまたはワードアート
  で文字を書く

⑤文字と写真をプループ
  化して1つの絵にする

⑥コピーして、ペイントに
  貼り付ける

⑧名前を付けて保存




【図57a-4 ワードアートで作成例 】




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